小さい子供を連れて飛行機に乗る時、子供が騒いで周りに迷惑をかけないかというのはとても心配です。
飛行機の中を快適に過ごせるかどうかが旅行の成否を分けると言っても過言ではない!と思います。
私も2歳半差の男の子二人を連れて飛行機に乗るときはハラハラドキドキでした。
小さい男の子が何時間も狭い飛行機の中でずっとじっとしていられるわけがありません。
だからこそ!暴れん坊男子でも飽きずに楽しく機内を過ごせるように事前にできる準備をできるだけして飛行機に乗り込みました。
そこで、私が実践してみて効果のあった、子連れの飛行機が快適になる準備と対策をご紹介します。
目次
子連れの機内で役立つ持ち物はこれ!
まずは、飛行機の中で子供が快適に過ごすために、機内に持ち込むべき持ち物をご紹介します。
これは気がつかなかった!というものもあると思いますよ。
子連れ機内持ち込み必需品7選!
- あめ、グミ
- おかし
- 上着&靴下
- 歯ブラシ
- おむつ
- ウェットティッシュ、ゴミ袋、着替え
- 遊び道具
1. あめ、グミ
なぜ「あめやグミ」を一番に持ってきたかというと、本当に持ち込んだ方がいい!!と思うだからです!
どうして他のお菓子ではなくあめやグミ限定なの?かと言うと、あめとグミは食べると唾が出るからです。
飛行機が上昇して気圧が下がると耳がキーンと痛くなりますよね。
大人ならば耳抜きをすれば治るかもしれませんが、子供にとってこの耳抜きはなかなか難しい!
我が家の息子達もいくら説明してもなかなかこの耳抜きができません。
飛行機が飛び立ってすぐに「耳が痛い!」と言って涙目になる始末。
そこで登場するのが「アメとグミ」!なんです。
アメやグミを食べて何度も唾を飲み込めば、耳抜きが苦手な子供でも、耳抜きができやすい!
なので機内に持ち込むのにおすすめなのは酸っぱいグミ。
耳抜きには唾のたくさん出る酸っぱいグミがおすすめです。
※飛行機酔いをしてしまった後だと酸っぱいものは吐き気を催すのでやめておきましょう。
実は、私が初めて子連れで飛行機に乗ったとき、あめもグミも持っていませんでした。
飛行機が飛び立ってすぐに「耳が痛い」と騒ぐ長男。
CAさんに「飲み物か飴をいただけませんでしょうか」とお願いしたところ「かしこまりました。少しお待ちください」と、にこやかに去っていくCAさん。
しかし待てど暮らせど、CAさんは戻ってきてくれません。
そう。離陸直後のCAさんはドリンクサービスの用意なのでとても忙しいのです。
耳が痛いと泣き出す長男。。慌てる私。。。
結局、そのCAさんがアメを持って戻ってきてくれたのは、ドリンクサービスが一通り終わった後。
オレンジジュースをもらってすっかり耳抜きのできた息子にとっては、もうアメは必要ありませんでしたが、ありがたく頂戴しておきました。(笑)
そんな体験談からも、子連れの飛行機に乗る時はあめやグミは必須の持ち物です。
2. おかし
子供をおとなしくさせる道具の定番はお菓子ですよね!
お菓子を食べている間は子供達はおとなしくしてくれています。
機内サービスでもスナックなどのお菓子が出ますが、何が好きなお菓子を機内に持ち込んでおくと安心です。
ただし、食べ過ぎると乗り物酔いしますので、量はほどほどにするように気を付けましょう。
3. 上着&靴下
日本が夏だったり旅先がリゾート地だったりすると、半袖短パンに素足にサンダル!なんて格好で飛行機に乗り込んでいるかもしれません。
しかし!飛行機の中はとても冷えます。
冷えて風邪をひかないように、すぐに脱ぎ着できる上着や靴下を手荷物に入れておきましょう。
(特に靴下忘れずに !)
飛行機の中で寝てしまうこともありますので、
飛行機が離陸したら、ブランケットをもらうことも忘れずに。
4. 歯ブラシ
飛行機の中では、機内食やおやつなど、子供達は案外ずっと食べ続けています。
気分転換や虫歯予防のためにも、歯ブラシがあると便利です。
子供が何か食べ終わったら、チャチャッとその場で歯を磨いてしまえば、虫歯の心配もしなくてすみますね。
歯磨きさえ済んでいれば、いつでも寝てくれていいよ~(笑)
5. おむつ
幼稚園生ぐらいだと、もうおむつは外れていると思います。
だから、余計に忘れてしまうのがおむつです。
これも、私が「持ってくればよかった!」と思った持ち込み品のトップです!
小さい子供は、なかなか長くは我慢できないものです。
飛行機の中では、離陸や着陸の時間帯は着席していなければいけず、トイレを利用することはできません。
そんな時に限って、子供はおしっこに行きたくなる!
飛行機の中でお漏らしなんてもう悪夢です。
こんな時、おむつを機内に持ち込んでいれば、どうしても我慢できない時におむつを履いてもらえば、漏らして周りに迷惑をかけることも、子供が恥ずかしい思いをすることもありません。
実はこれも我が家の体験談なのですが、着陸態勢に入ってトイレが使用できない時間帯になった途端、息子が「おしっこ!」と言い出したのです。
まだそんなに長い時間我慢できる年齢ではなかったので、 CAさんに子供をトイレに行かせていいか尋ねてみたのですが。。。
CAさんの返事はNo!
いくら子供でも、着陸態勢に入った飛行機の中ではトイレを利用することはできないのです。
その時は何とか着陸まで我慢することができましたが、着陸するまでの時間がどれだけ長く感じたことか!
こんなふうにドキドキハラハラしないためにも、子供に内緒でもいいので、オムツを数枚機内持ち込み荷物に忍ばせておきましょう。
6. ウェットティッシュ、ゴミ袋、着替え
飛行機のエコノミークラスの座席はかなり狭いです。
狭かろうがなんだろうが子供達はお構いなし!狭い座席で動き回ります。
そこへドリンクサービスや機内食が運ばれてくる。
案の定、子供達は飲み物をひっくり返し、食べ物をこぼします。
いつもの倍以上です。
ここで登場するのがウエットティッシュ、ゴミ袋、着替えです。
これがかなり役に立ちます。
というより、ないと途方にくれます。
だって、いつもの倍以上ですから。
特に、ゴミ袋はゴミを入れるだけでなく、汚れた服などを入れたり、機内でもらったおもちゃなどまとめたりと何かと役に立ちますので多めにあると便利です。
7. 遊び道具
子供が長時間飛行機の中でおとなしく過ごすためには、なるべく飽きさせないことが大事です。
お菓子や機内食で気分を変えることもできますし、国際線であれば機内放送を楽しむこともできます。
しかし、それでも飽きてしまうのが子供です。
あの手この手の遊びグッズを用意して、長時間のフライトを乗り切りましょう。
では、飛行機の中で子供が大人しく静かに遊べるおすすめグッズをご紹介します!
機内で子供がおとなしく静かに遊べるおもちゃ7選!
機内で子供がおとなしく静かに遊べるグッズ7選!
- 新しい絵本
- 子供向け雑誌
- 折り紙
- シール絵本
- 塗り絵、色鉛筆
- あやとり
- タブレット
1. 新しい絵本
やはり子連れ移動に絵本は外せません!
特に新しい絵本であれば、子供は目を輝かせて食いついてきます。
飛行機に乗るまで隠しておいて、子供が少し飽きた頃にサプライズ的に出せば子供のテンションも上がります。
幼稚園生であれば、ミッケなどの間違い探し系や、迷路などの本もおすすめです。 読み聞かせしなくてもある程度の時間一人で集中して遊んでくれます。
もっと小さい子供であれば、飛び出すしかけ絵本もおすすめです。
持ち運びしやすい、小さい絵本バージョンがあるのもいいですね。
2. 子供向け雑誌
「めばえ」や「ベビーブック」など付録の付いた子供向け雑誌があれば、子供はかなり長い時間満足して遊んでくれます。
こういう雑誌は、子供の喜ぶツボをちゃんと押さえていて、本当によく作られているなあと思います。
キャラクター好きの子供であれば、好きなキャラクターが特集されている雑誌もいいですね。
男の子なら仮面ライダーシリーズなどの戦隊もの、女の子ならばプリキュアやプリンセスシリーズなど。
この時ばかりは子供の喜ぶキャラクターの雑誌を用意してあげるとテンションが上がります。
3. 折り紙
折り紙も室内遊びの定番です。まだ一人では折れない小さな子供でも一緒に折ってあげると喜びます。
おすすめは、コマやぴょんぴょんガエルなど折った後に遊べる折り紙です。
我が家の息子たちのお気に入りは、折り紙を3枚使って作るタイプのコマです。
完成するまでに3枚の折り紙を折りあげなければいけないので時間がかかりますが、飛行機の中での時間つぶしなので、時間がかかるのは好都合です。
そして、このコマはとてもよく回るので息子たちのお気に入りです。
「折り紙 コマ」で検索すると色々出てきますよ。
注意!
飛行機の中で折り紙を折る時に注意したいのが、前座席の後ろについているトレイを使う時です。
このトレーを子供がバンバンやると前の座席が揺れてとても迷惑です。
私も後ろの座席の子供にトレーをバンバンやられて全然寝れなかったという苦い思い出があります。。。
これ、とても迷惑なのですが、やっている方は全然気が付かない!という場合が多いので気を付けるようにしましょう。
飛行機の中で折り紙を折るときは、なるべくトレーは使わずに、本などを台にしておるようにするといいですよ。
4. シール絵本
シール絵本も室内遊びの定番ですね。こちらも今まで使っていたものではなく、新しいものを用意してあげると子供のテンションが上がります。
シールブックは100均で売っているものがおすすめ! お手頃なのでいくつか用意してあげられます。兄弟で取り合いになっても安心です。
5. 塗り絵、色鉛筆
女の子でしたら、塗り絵も大好きですよね。好きなキャラクターの塗り絵なら絵本としてもたのしめます。
色鉛筆があれば、塗り絵だけでなくお絵かきも楽しめます。
飛行機の中だけでなく、空港での待ち時間やレストランなどでも使えます。
6. あやとり
小さい子にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、年長さんぐらいになればあやとりで集中して遊べます。
あやとりは、何よりかさばらない!(笑)
お母さんがあやとりが得意なのであれば、一緒にやってあげると喜びます。
ちなみに我が家の次男には、二人あやとりを延々とやらされ続けます。。(苦笑)
7. タブレット
子供も大人も大好きタブレット!
国際線であれば座席に機内エンターテイメントが着いているので、それほど必要ないかもしれませんが、やはりあると心強い味方です。
ただ、長時間タブレットに集中してしまうと乗り物酔いの原因になってしまいますので、 他の遊びも織り交ぜながら適度な時間で楽しみましょう。
機内でwi-fiの使えない場合もありますので、ゲームや動画などはダウンロードしたものがあると安心です。
座席指定だけじゃない!子連れ飛行機を快適にする事前準備
座席指定だけじゃない!子連れ飛行機を快適にする事前準備
- フライトの時間帯を選ぶ
- 事前に座席を指定しておく
- 座席選びのポイント
- 機内食を「チャイルドミール」で予約しておく
- 海外旅行保険に加入する
1. フライトの時間帯を選ぶ
子連れ旅行の場合は、子供の生活リズムを第一に計画を立てましょう。
旅行だからといって、無理なスケジュールを立てて、子供がぐずったり体調を崩したりしては、せっかくの旅行を楽しむこともできません。
子連れ旅行計画で、まず注意したいのは飛行機のフライト時間。
子供がまだ小さい時は、なるべく飛行時間も短く時差も少ない近場がおすすめです。
飛行時間が短い場合は、午前中に出発する便を選びましょう。
よく、夜出発して飛行機の中で寝かせるというのを聞きますが、飛行時間が短い場合は、子供の睡眠時間も短くなってしまいます。寝ている間に移動させるのはかわいそうです。
短時間のフライトの場合は、午前中から移動して生活リズムを崩さないようにするのがおすすめです。
昼間のフライト だと、窓の外の景色を眺めることもできて子供も喜びますよ。
逆に8時間以上のロングフライトの場合は、夜便がおすすめ。
夜の間飛行機の中でぐっすり寝て、目覚めて機内食は朝食を食べれば、生活リズムを崩さないですみます。
子連れの海外旅行は、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
2. 事前に座席を指定しておく&子連れの座席選びのポイント
航空券を予約する時に、座席も指定しておきましょう。
子連れの座席選びのポイントは4つ。
まず、子連れにおすすめの座席は、前に席の無い座席です。
子供はいくら注意しても、前の座席を蹴っ飛ばしたりトレーをバンバンしてしまいます。前に座席がなければそこでハラハラする心配もなくなります。
窓側か通路側どちらが良いかといえば、 やはり子供は窓からの景色を見たがりますので、窓側の席をお勧めします。
もう一つ座席選びで重要なポイントは、トイレが近いかということ。
小さい子供は、トイレに行きたい!となった時にはもうギリギリ!なことが多いです。
座席からトイレが遠いと、間に合うかしら?とハラハラしてしまいます。
揺れる飛行機の中を遠くのトイレまで歩いて連れて行くのも大変です。なるべくトイレに近い座席を選びましょう。
また座席を選ぶ画面では、どの席に子供が座っているかというのが分かります。自分が子連れの場合は、他の子連れファミリーと近くの座席を選ぶというのも手です。
同じ子連れ同士であれば、 お互いに気持ちをわかってあげられるというものです。甘えてしまってはいけませんが、ちょっと気持ちが楽ですよ。
4. 機内食を「チャイルドミール」で予約しておく
国際線で提供される機内食には「特別食」が用意されています。
特別食とは、アレルギーや糖尿病、宗教などに配慮してある機内食で、様々な種類が用意されています。
子供用には、離乳食とチャイルドミールが用意されています。
チャイルドミールは、お子様ランチのように子供の好きなハンバーグやポテト、ゼリーなどのメニューになっていて、 キャラ弁のようにデコレーションしてあったりするものもあります。
チャイルドミールが出てくるだけで、子供のテンションがめちゃくちゃ上がります。
また、チャイルドミールを予約しておくと、大人の機内食よりも先に運ばれてくるので、子供が早く食べたいと騒ぎ出すより前に食事にありつくことができます。
特に我が子は食べるのが遅いので、早く運ばれてきて食事の時間を長くとることができるのはとてもありがたいです。
食事時間が長ければ、子供が飽きる時間も短くてすみます。
このチャイルドミールは、事前に予約しておかないと提供されない場合がありますので、座席などを予約する際に一緒に予約してしまいましょう。
5. 海外旅行保険に加入する
子連れの海外旅行で心配なのが、旅先での病気です。
環境が変わって熱を出したりするかもしれません。はしゃぎすぎて思わぬ怪我をすることもあるかもしれません。
そんな状況で現地で病院に運び込まれても、海外旅行保険に入っていればひとまず安心です。
海外での医療費は、びっくりするぐらい高額な場合があります。
カードなどに付帯している旅行保険もありますが、子供の分まではカバーされていないことも。
子供の分は別に海外旅行保険に加入しておくと安心です。
空港でも加入することはできますが、ネットなどで事前に加入しておいた方がポイントなどのサービスがついてお得な場合が多いです。
転ばぬ先の杖として、子連れの海外旅行の場合は保険に加入しておきましょう。
まとめ
子連れ旅行の最大の難関!それが子供と一緒のフライトです。
往復の飛行機の機内を快適に過ごすためには、機内持ち込みの用意や事前の予約などの準備が大事!
万全の準備で乗り込みましょう!
必要な準備はこちら!↓リストにしてチェックしてくださいね!
子連れ機内持ち込み必需品7選!
- あめ、グミ
- おかし
- 上着&靴下
- 歯ブラシ
- おむつ
- ウェットティッシュ、ゴミ袋、着替え
- 遊び道具
機内で子供がおとなしく静かに遊べるグッズ7選!
- 新しい絵本
- 子供向け雑誌
- 折り紙
- シール絵本
- 塗り絵、色鉛筆
- あやとり
- タブレット
座席指定だけじゃない!子連れ飛行機を快適にする事前準備
- フライトの時間帯を選ぶ
- 事前に座席を指定しておく
- 座席選びのポイント
- 機内食を「チャイルドミール」で予約しておく
- 海外旅行保険に加入する